今回は、TOMIX(トミックス)のマルチ高架橋を使用し、南海電鉄・新今宮駅をイメージした3面4線の高架駅を製作しました。使用した製品は以下の通りです。
- (3235)PC水平橋脚P10(8本セット)
- (3244)階層高架ビーム・M(4個入)
- (3261)マルチ高架橋S140(対向式ホーム用)(2組入)
- (3263)マルチ高架橋スペーサーS140(4組入)
それでは、実際の工程と作業内容を紹介していきます。
(3235)PC水平橋脚P10(8本セット)

橋脚は、次の3つの部品で構成されています。
- カップリング
- カップリング受け
- PC水平橋脚

橋脚を分解する
橋脚に「階層高架ビーム」付属の部品を取り付けるため、あらかじめ各部品を取り外して分解しておきます。分解は手で引き抜くだけで行えますが、やや力が必要です。

なお、「カップリング」は後ほど使用しますが、「カップリング受け」は今回の作例では使用しません。代わりに、「階層高架ビーム」がカップリング受けの役割を果たします。
参考までに測定してみた
橋脚から「カップリング受け」を取り外す前の状態で、橋脚の高さを測定してみました。カタログの公称値どおりで、さすがトミックス製らしい精度の高さが感じられます。

橋脚から「カップリング受け」を取り外した状態です。今回は、この状態で工作を進めます。

(3244)階層高架ビーム・M(4個入)
階層高架ビームにはMとLの2種類があり、Mはパーツ取り付け穴が11か所、Lは13か所です。今回の作例はLでは長さが不足するため、Mを2本使用します。
セット内容
- 階層高架ビーム×4
- 共通ランナーパーツ×4ランナー

橋脚アダプターの取り付け
ニッパーで「橋脚アダプター」をランナーから切り離します。

分解しておいた橋脚に「橋脚アダプター」を取り付けます。右側の4つが取り付け前、左側の4つが取り付け後の状態です。

穴埋めパーツの取り付け
今回の作例では、高架ビームの取り付け穴が見えるため、「穴埋めパーツ」で穴をふさぎます。
ニッパーで「穴埋めパーツ」をランナーから切り離します。

階層高架ビームに「穴埋めパーツ」と、橋脚アダプターを取り付けた橋脚を組み付けます。奥側の2つが取り付け後の状態です。

(3261)マルチ高架橋S140(対向式ホーム用)(2組入)
マルチ高架橋の組み合わせによって、1面2線や2面4線など、さまざまな形式の高架駅を構成することができます。
セット内容
- マルチ高架橋S140(対向式ホーム用)×4個
- マルチ高架橋スペーサーS140-18.5×2個
- 穴埋め・レール固定パーツ×2ランナー
- 外部階段パーツ(A・B)×2ランナー
今回の作例で使用するのは、画像右下の「マルチ高架橋S140(対向式ホーム用)」のみです。次に紹介する他の品番のスペーサーと組み合わせて使用します。

(3263)マルチ高架橋スペーサーS140(4組入)
スペーサーには2種類の幅が用意されており、島式ホーム用とレール用で使い分けます。
セット内容
- マルチ高架橋スペーサーS140-37×4個
- マルチ高架橋スペーサーS140-18.5×4個
- 穴埋め・レール固定パーツ×4ランナー
- 端用壁パーツB×2ランナー

スペーサーの組み立て
今回の作例では、島式ホーム用(18.5mm)のスペーサーを、レール用(37mm)のスペーサーで両側から挟み込むように組み合わせます。
スペーサーは、すき間ができないよう、凸部と凹部の位置を合わせてしっかり押し込みます。右側が組み立て前、左側が組み立て後の状態です。

取り付けにはやや力が必要なため、部品を破損しないよう慎重に作業してください。
レール固定パーツの取り付け
「レール固定パーツ」は、トミックス製Nゲージレールの複線間隔(37mm)を保持するための部品です。
ニッパーで「レール固定パーツ」をランナーから切り離します。上側の4つが表面、下側の4つが裏面です。

先ほど組み立てたスペーサーに「マルチ高架橋S140(対向式ホーム用)」を組み合わせたあと、「レール固定パーツ」を取り付けます。右側が取り付け前、左側が取り付け後の状態です。

高架橋の組み立て
階層高架ビームに、分解しておいた橋脚の「カップリング」を取り付けます。右側の2つが取り付け前、左側の2つが取り付け後の状態です。
「穴埋めパーツ」を取り付けた面が、画像のように外側になります。

「カップリング」の取り付け位置は、「マルチ高架橋スペーサーS140-37」を受ける位置に合わせて決めます。どのような高架橋を構成するかによって異なります。

2組(S140×2)のマルチ高架橋を組み合わせ、橋脚を140mm間隔で取り付けます。スペーサーを軽く押し込むだけで、簡単にはめ込むことができます。


ホームとレールを載せて完成です。驚くほどピッタリと収まり、精度の高さを実感できます。


